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都心部トピックス

「核都市広域幹線道路」とは?

画像出典:乗りものニュース

 「核都市広域幹線道路」道路名を聞いてピンとくる方はほぼゼロかもしれません。この道路は1994年に地域高規格道路の候補路線にリストアップされた道路で略称は「核幹道」です。外環道と圏央道の間に位置し、その一部区間(首都高K7生麦JCT~横浜青葉IC及び首都高S2与野JCT~さいたま見沼出入口)は完成しているものの、神奈川県~東京都~埼玉県~千葉県にわたるそれ以外の区間は具体的なルートすら定まっておりません。しかし最近埼玉県において一部区間を建設する動きが本格化してきています。
 国交省大宮国道事務所は2023年1月16日同道路のS2さいたま新都市線~E4東北道間(浦和IC~岩槻IC間付近)における地元検討会を開催し、数日後に同区間のポータルサイトを立ち上げました。まだ最初の狼煙を上げただけの段階ですがようやく第一歩を踏み出したという事になるのでしょうか。
 同区間には途中広範囲において保全が続く「見沼田んぼ」があり、今後は地元住民・自治体と丁寧に意見交換を行い、環境に配慮しながら整備を進めていく事となります。
 外環道の慢性的な渋滞からもわかるように埼玉県における圏央道以南の東西を結ぶ道路は交通量を考えると明らかに不足しており、核都市広域幹線道路の上記区間における開通効果は非常に大きいものと思われます。開通までにクリアすべき問題は多いと思われますが、着実に整備を進められることを期待いたします。

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